若い頃に、意味なくドライブするのは世の常。
それにもれることなく、僕たちもよく、夜に車を流していた。
それは季節には関係なく走っていたために、
時には予測を超える事態に襲われることもある。
年も明けて早々、友人の工場で何時間もしゃべっていたが、
みな、お腹が減ってきたので、
ファミレスに行くことにした。
夜中に
誰もいないことで有名なファミレスに向かって、
川を2つ越えていった。
もう夜中の2時ぐらいか?、ちょうど4人いたのと、
ガソリンがほとんど無くなっていたので、
工場に戻って麻雀をすることになった。
支払いを終えて、外に出ると冷たい空気で
鼻に麻酔を打たれたように感覚が無くなった。
暖気をすませて、車に乗り出し、車窓を眺める
このとき、僕は初めて陸橋に塩を撒いているのを見た。
たぶん、塩じゃないか?
そして、橋を越えようと思ったときに、
こんな夜更けだが、渋滞にあってしまった。
どうやら、橋が凍っているため、警察の指示の元にて橋を渡ることになっているようだ。
僕の所からも、ゆっくりと橋の斜面を車が連ねて昇っていく様が見えた。
そうやって、僕たちも橋にさしかかった。
友人が言う。
『ガソリンが空だから、ここで橋を渡れなかったら。凍死だよな』
僕たちは厚かましくも、コーヒーの無料券と食事代しか持っていなかったのだ。
全員の所持金が200円あっただろうか?はなはだ怪しいところだ。
そうやって、心細くみんなで笑っていたら、
タイヤが空回りを繰り返し始めたので、
みんなでもう一度、心細く笑った。と、同時に運転手以外、すかさず道路に飛び出ると、
必死に車を押した。
だめだ、後ろに下がっていく。これは戻るしかないかもって、
「ベンツじゃないっすかっ」しかも、
560SELっで素人じゃないよね。こんな時間だし。
むなしくも、ラジカセからカルチャークラブの
「カーマは気まぐれ」が、
大音量で流れているだけだった。
■■悲しいけど続く→posted by kadomatsu at 05:25|
日記